【走歩記5】いびがわマラソン1995

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初めてフルマラソンの大会に参加したのは1995年のいびがわマラソンでした。

その前年に2本のフルマラソンにエントリーしていましたが、膝のケガで出走できず、フルマラソン完走を目指してランニングを始めてから2年たってようやくの初マラソンでした。

いびがわマラソンは秋の揖斐川沿いを走る山紫水明の美しいコースです。

前半は上り基調、後半は下り基調で、うまく走れば後半スピードに乗れますが、前半で力を使い果たすと厳しくなります。

初めてのフルマラソンは、34kmの関門で制限時間オーバーとなりました。

この当時はマラソン大会の制限時間は長くても5時間が一般的で、膝の痛みを抱えながらの走りで5時間を切るのは容易なことではありませんでした。

とはいえ、念願のフルマラソン出走をはたし、いよいよ私のランニング人生がスタートした記念すべき大会でした。

この大会で、初めて高石ともやさんと出会いました。

高石さんは、初マラソンの私を抜いていく時に温かい励ましの言葉をかけてくださいました。

この後、数年間は何度も高石さんと一緒に走る機会があり、いつも楽しませてくれました。

リタイア者の収用バスに乗るのもこの時が初体験でした。

悔しさと同時に充実感のあった初フルマラソンでした。

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