2022年の夏は3年ぶりに外出制限がなく、富士山に登る人が大勢いました。
コロナ禍で運動不足になり、体力が落ちている人にとっては、山登りは運動するきっかけになりますが、危険もあります。
富士山で遭難して救助されたというニュースが連日のように報道されていました。
富士山は3000mを超える山で、高山病になる可能性があります。
いきなり標高2000mを超える五合目までバスや車で登って、頂上を目指すと、高地に体が慣れていないので、高山病の危険が高まります。
高山病になるかどうかは、体質によるものが大きいと言われていて、体力があれば大丈夫というものでもなさそうです。
それでも、十分な体力と筋力があれば比較的楽に登ることができます。
1000m以上の標高差のある山を登る練習を数回はやっておいた方が、富士登山の苦しさは軽減されるはずです。
上りは何とかなっても、下りの方が想像以上に体力と筋力を使います。
安全に下山するためにも、上る前の体力作りが大事です。
そして、何より大切なのが、無理そうだと思ったら引き返す勇気です。
せっかくきたのだから、という思いはあるでしょう。
もう二度と登るチャンスがないかもしれません。
それでも、最も大切なのは命です。
たとえ登頂できなくても、きっといい思い出になります。
自分を守る勇気を持ちましょう。
この写真は私が富士山に登頂した時のものです。
コメント