六甲全山縦走路を歩く

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須磨から宝塚まで六甲山系の山々を尾根伝いに延びる「六甲全山縦走路」

距離は公称56km、最高峰は標高931m、累計標高差は約2,800mです。

2020年7月21日

STAY HOME生活でしばらく日中に運動していなかったので、写真を撮りながらのんびり縦走を楽しむことにします。

この日は蒸し暑く、自宅から走って塩屋についた時点で、すでに汗だくでした。

午前4時 塩屋駅を出発

六甲全山縦走路の出発点は広い公園のある須磨浦公園が一般的ですが、元々は塩屋が出発点だったようです。

20分ほど登ると旗振山に到着です。

夜明け前の神戸の街を見下ろします。

鉄拐山を越え、高倉台を抜け、

須磨アルプスへの400段階段を上ります。

須磨アルプスを超えます。

須磨から東山を越え妙法寺の住宅地へと入り、

縦走路は妙法寺駅の手前を右へ進みます。

スタートからちょうど2時間が経過し、

妙法寺のローソンで水と食料を調達します。

右に折れて高取山方面へ向かいます。

右に曲がるまでの200mくらいは歩道がないのでちょっと怖いです。

曲がる所を見落としやすいので要注意です。

高取山山頂手前の荒熊神社に到着しました。

高取山山頂 標高328m。

まだ7時前ですが、太陽が照り付け、風もなく、かなり暑く感じられます。

縦走路は、高取山から下り、茶屋を過ぎたトイレがあるところを左へと進みます。

さらに下り、鷹取橋東詰の交差点を渡ります。

私は、初めて来たとき、このあたりで道が分からなくなり、長時間迷いました。

鷹取橋東詰の交差点を渡ると、すぐに左に曲がります。

この後、住宅街の中を、案内の矢印に沿って進みます。

鵯越駅に向かって急こう配の上り坂を進んでいきます。

右に曲がり、橋を渡ります。

案内の矢印が道路の左にあり、右側を歩いていると見落とすので注意が必要です。

縦走路を歩き始めた最初の頃は、3回くらいここを見落として住宅街をさまよいました。

神戸電鉄鵯越駅に到着します。

ここまでの所要時間が3時間40分です。

暑さでペースが上がらず、立ち止まって写真を撮ったりもしているので、思った以上に時間がかかっています。

鵯越駅の右側の細い道を進みます。

このあたりの縦走路の表示は気をつけていないと見落とします。

右に曲がって菊水山に向かいます。

カメカメ

菊水山へ、延々と続く急な階段を登ります。

めちゃくちゃ暑いです。

先のことは考えず、目の前の一歩に集中します。

菊水山山頂、標高459m。

ここまでの所要時間が4時間50分です。

縦走路の主要個所に案内板があり、現在地を確認できます。

有馬街道の上にかかる天王吊橋を渡ります。

登山道には、わかりにくい障害物があるので、スピードを出している時や夜間は注意が必要です。

鍋蓋山、標高487m。

菊水山から1時間で到着しました。

大龍寺の門をくぐり、右斜め下、市ケ原へ下ります。

門の手前に自動販売機があります。

コースのほぼ中間点、市ケ原に到着、ここまでの所要時間6時間30分です。

ここから新神戸駅方面にエスケープできます。

自動販売機とトイレがあり、小休止します。

脱水状態で、いくら水分を補給しても足りない感じがします。

ここから、摩耶山へ、急峻な天狗道が待っています。

ここから六甲全山縦走路は後半に入ります。

午前10時半に市ケ原を出発します。

麻耶山への天狗道を進みます。

右が摩耶山への登山道です。

前半での消耗が激しいと、ここからの上りはかなり厳しいものになります。

初めて縦走したときは、苦しみながら、休み休み、どうにかこうにか登りました。

市ケ原から40分ほどで学校林道分岐に到着します。

ここが市ケ原と摩耶山のほぼ中間地点になります。

ここから岩場を登っていきます。

五十肩で左腕が上がらず、少し動かしても激痛が走るので、難儀します。

摩耶山掬星台まで、あと一息です。

まだ元気いっぱいですが、暑くて、のどが渇いて・・・。

かなり脱水状態です。

摩耶山掬星台(標高690m)に到着します。

市ケ原から1時間20分、スタートからの所要時間はちょうど8時間です。

ここには自動販売機、トイレがあります。

ここからはロープウェーで神戸市内へエスケープもできます。

掬星台からは神戸の街が一望できます。

空気が澄んだ日の夜に来ると、夜景が最高です。

掬星台の自販機で飲み物を購入し、アゴニー坂を下ります。

しばらくドライブウェイを進んだあと、右に折れ、三国池方面へと進みます。

左の歩道を歩くので、右の登山道が分かりにくいので要注意です。

バス停のところから右の階段を登ります。

記念碑台(標高796m)に到着します。

掬星台から1時間30分、スタートから9時間30分です。

記念碑台の前の交差点を渡り、自動販売機の向かいを右に折れます。

しっかりと水分を確保して進んでいきます。

右折して、緑色の道をゴルフ場に向かって進みます。

ゴルフ場の中を通ります。

ここは道が平坦で、走りやすい場所です。

疲れてくると、集中力が切れ、思わぬコースアウトもあり得ます。

慣れていても、万が一、コースを外れた時のために、地図は携行必須です。

みよし観音に到着します。

昭和39年、日東航空旅客機が尼崎市の田能遺跡に墜落した際、失神した乗客7人を救出し、8人目を救出しようと機内に入った瞬間、旅客機が爆発し、その若い命を散らした殉職スチュワ-デスを讚えるために作られたのがこのみよし観音です。

六甲ガーデンテラスに到着します。

記念碑台から約30分、スタートから約10時間です。

暑さでかなり消耗してます。

暑さで火照った体を少しでも冷やそうと、アイスクリームを食べて休憩します。

六甲ガーデンテラスを出発し、神戸の街を見下ろしながら進みます。

ここから六甲最高峰へは、ドライブウェイを進んだほうがアップダウンが少なく、楽に進めそうです。

全山縦走のルートは、何度もドライブウェイを横切りながら、階段を上り下りします。

六甲最高峰までは、もう少しです。

六甲最高峰(標高931m)に到着します。

ガーデンテラスから約1時間、スタートからちょうど12時間です。

山頂には人が誰もいません。

新型コロナ流行の影響と、平日の昼間ということもあるのか、ここまで、掬星台とガーデンテラス以外では、ほとんど人に会っていません。

一軒茶屋を過ぎ、鉢巻山トンネルを抜けます。

トンネルを抜け、少し行くと、道路の左側に宝塚への分岐点があります。

ここは、少しわかりにくく、右側を歩いていると見落としがちなので、トンネルを抜けたら左側を歩いたほうがいいかもしれません。

カーブNo.113の場所から左に入ります。

倒木が多いので、用心しながら進みます。

大平山(標高682m)。

一軒茶屋から約1時間半、スタートから13時間半です。

急な下りで脚が思うように動かず、予想以上に時間がかかりました。

宝塚の街が見えます。

町が見えてから少し行くと、道路の右下に宝塚方面に向かう階段を下ります。

ここは見落としやすいポイントです。

初めて縦走したとき、ここを見落として通り過ぎ、地図を頼りに引き返しました。

大雨の影響か、たくさんの木が倒れています。

水が残り少なくなってきた、やばいかな、と思いましたが、残り5キロくらいなので大丈夫そうです。

今日飲んだ水の量は4リットルくらいです。

こんなに水を飲むとは思いませんでした。

塩尾寺(えんぺいじ)に到着します。

残り約3キロです。

日が傾いてきました。

宝塚に向け、急坂を下ります。

武庫川を渡ると、宝塚駅です。

18時10分、宝塚駅に到着します。

スタートから14時間でゴールしました。

体が暑さに慣れていなかったこともあって、ものすごく暑く感じられました。

それでも、脱水状態になりながらも、ペースを抑えて、消耗を抑えながら走ったことで、元気にゴールできました。

下りでかなりブレーキをかけたせいもあって、翌日以降、3日くらい筋肉痛でした。

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